人間って「そういうふうにできている」と思うだけで楽になる。
将来、やっぱりこどもがほしいなと思い、
何気なく見つけたさくらももこさんの本。
そういうふうにできている
さくらももこさんの妊娠から出産までの体験を綴ったエッセイ。
さすがさくらももこさん。
プッと笑ってしまうような場面も多くあり、楽しませてもらいました。
そして深い。人間とは?脳とは?魂とは?というところまで、
さくらももこさんが帝王切開の手術中に体験して気づいたことが書かれている。
心のどこかで気になっていたことを明確に書いてくれていた。
巻末のビートたけしとの対談も面白い。
妊娠だけに限らず、
体調が悪いときとか、何事もうまくいかないとき、ツラくてしかたなく、気分も落ち込みますよね。
でも、人間って 「そういうふうにできている」 って思うだけで、
自分を客観的に見ることができて、
今どんな状況なのかってのを冷静に判断することができる。
あとがきに書かれていたありがたいお言葉。
渦中にいる時にやたら深刻になっているだけにすぎない。
あらゆる出来事の渦中にいる時に、その流れを俯瞰で見る事のできる冷静さを持つ事は非常に大切である。
この本は、
さくらももこさんが、生について考え、イキイキと生きていたことが感じられる一冊で
若くして亡くなったさくらさんのことを思うと泣けてきました。
とっても読みやすいのでおすすめですよ〜♪