星野源のエッセイが面白くて深い。
最近気になる星野源。
私は逃げ恥は見てないけど、『恋』は好きだ。
軽快なリズムに結構深い歌詞。
『SUN』は朝に聞くと元気が出るし、
『くだらないの中に』はなにげない普通の幸せが愛しくなる。
星野源の歌の中で、
『Family song』がとても好きで、何度もリピートして聴いている。
なぜ好きなんだろう?と考えてみたら、
やっぱり歌詞が深イイ。
なんてあたたかい歌なんだ。
エッセイを読んでみた。
Family songをきっかけに、
星野源をもっと知りたいと思い、エッセイを読んだ。
『そして生活はつづく』
日常のなんてことない生活のことを書いている。
気楽に読めて、くすっと笑えて面白い。
生活のことを書いているから、星野源はこの本で結構自分をさらけだしている。
無邪気で可愛いけど、時に孤独が感じられる。人間くさい。
そんな印象。
【文庫版あとがき】に書いてあったことにハッとさせられた。
「なにげない日常の中に素晴らしいものがある」どや顔でそんなことを言う人は苦手です。「なにげない日常」の中には「なにげない日常」しかない。素晴らしいものなんてない。その中から素晴らしさ、おもしろさを見いだすには、努力と根性がいります。黙ってても日常はおもしろくなってはくれない。見つめ直し、向き合って、物事を拡大し新しい解釈を加えて日常を改めて制作していかなきゃならない。毎日を面白くするのは自分自身だし、それをやるには必死にならなきゃ何の意味もない。
つまり、一生懸命生きなきゃ毎日はおもしろくならないってことだ。
「日常を制作していく」という感覚は持ったことがなかった。
そっか。
やっぱり毎日をのほほーんと気ままに生きていたらおもしろくないし、あっという間に月日は過ぎてゆく。
自分から日常の中に面白いことを見つけ、興味を持ち、
作っていくんだ。そんな日常が自分の人生なんだ。
やっぱり星野源、深いわ。
めっちゃいい本!!!!